北野唯成氏による『内定者への手紙』は、専らに自社の内定者のために書き下ろした一冊ですが、すべてのビジネスパーソンに実践的なガイドラインを提示する本です。「これを見れば、全部乗っているよ」と言えるほどの、一生ものの武器を伝えることを目指しています。
内定者への手紙 ー「仕事が遅い人」と呼ばれないための、10のチェックリスト (SHOWS books) | 北野唯我 | オペレーションズ | Kindleストア | Amazon
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作者の思いと本書の背景
本書は、作者が自社の内定者の光り込む目を見たときに、その期待に対して心から対応したいとの気持ちから生まれました。
「未来ある若者に、迫り来る資本市場でたくましく生き抜いてほしい」「自分が持っている思考法やテクニックをすべて伝え切りたい」という気持ちが記された深い一冊です。
ただし、内定者に限らず、この本は今、ビジネスに居るすべての人に有用で、特に「仕事ができる人になりたい」という意識の高い人に実践的な情報を伝えています。
コンテンツとメインテーマ
本書は主に、次の3つの要素から構成されています。
- 理論
- ハウツー (技術・行動)
- スタンス (心構え)
この構成に基づき、専らに効果を上げるための実践的なハウツーや考え方が提示されています。
その中でも、次の質問がキーテーマとして提示されています。
- 環境は与えられるものか、自ら作っていくものなのか
- 仕事は“質”か“量”か。それとも“スピード”か。
- 「仕事が早い」と言われるための「目標・分解・計測」の法則
この仕事の基本要素を持ち、「立ち位の高い人」になるためのテクニックがしまれています。
経験値を上げる10のチェックリスト
特に、作者が自ら実践している次の10のチェックリストは、すぐに実行可能です。
- いい会社に入るのではなく、いい会社を一緒に作りたいと考える
- タイミングの法則:3つの「すぐ」を使いこなす
- 目標の法則:自分で目標を立てる
- 分解の法則:業務を分解し、分析する習慣を持つ
- 計測の法則:業務の要素を定量化し「記録」する
- 経営と実行分離の法則:自分の中で「経営者」と「実行者」を分ける
- Yes,but構文を使いこなす
- Help Needed構文のマスター:サポートを簡易に得る
- 先輩に相談する際の「3つの事前準備」
- 上記の9つのリストを定期的に見直し、成長を振り返る
読者の声と実践の効果
実際に、この本を読んだ読者からは次のような声が届いています。
- 「入社直後からスタートダッシュ出来そう」(⃠男性、大学生)
- 「こんなことは先輩に教えてもらわなかった」(サービス業/女性)
- 「自分が新入社員の頃に読みたかった」(専門商社/男性)
- 「会社の後輩に絶対におすすめする」(広告業/男性)
『内定者への手紙』は、読み、実践し、習慣化することで、身につけた人の生活を大きく変える力を持つ本です。一緒に成長し、作者が伝えたかった「武器」を補強しましょう。
いかがでしたでしょうか。
私が読書で得たものをかみ砕きながら自分のやり方に変えています。
少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
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